国語が苦手な算数くん ~中学受験と開成生活~

国語偏差値35から開成合格!!

やられたらやり返す!(入試分析会から学ぶ)

サピックスの中学入試説明会(国語)で半沢直樹の一説があったと思います。そのことを思い出し、半沢直樹関連の雑談を算数くんとしました。

 

半沢直樹で「出向」って言葉出てくるけど漢字わかる?

 

( ̄▽ ̄) ニヤリ 

 

算数くんが書いた文字は「出航」。まあ、うん・・・。良しとしよう。ちなみにこれは出題側が悪かったです。なぜなら算数くんは半沢を見ていないのですから。こりゃわからなくて当然でした。

 

で、そのあと出向について説明しました。社会に出て会社員となると出向という言葉を身近に感じることがある場合がある。そして出向にもいろいろなタイプがあることを説明しました。

半沢直樹が証券会社に出向したのは「関連会社への出向」

航空会社への出向は融資先への出向なので「取引先への出向」

その他にも人材交流の一環としての出向なども存在します。

 

半沢直樹では銀行から関連会社へ出向することを「出世競争に敗れた屈辱の人事」的なものとして描かれ、出向は片道切符であるかのような表現がなされます(「片道切符」についても教えました)。算数くんは半沢を見ていないので、ドクターXで大学病院から地方病院へ飛ばされることを例に話を致しました(これは出向とは違うかもしれませんが似たような感覚として)。

 

しかしながら今は昔と出向に対するイメージは大きく変わっています。出向人事を喜ぶ人もいますし、自ら出向に手を挙げる人すらいます。それは何故なのか?算数くんとそのような話をしました。

 

中学入試分析会では多くの入試傾向の話を聞くことができます。しかし入試傾向を子供に伝えるのは塾の役割であり、親はその補助でしかありません。入試分析会で学んだ最も重要なポイントは「親子で会話をすること」であると感じました。その重要性を感じた直後であったため、直接入試とは関係がないであろう出向について話をした形になります。見方によっては「出向」を『同じ事象であっても時代・立場・状況などによって捉え方は大きく異なる』という事例を説明できたのかもしれません。

 

この一年。このような会話の機会をたまには設けていきたいと思います。