3月復習テストの結果を受けて始めた2つの指導。『意味段落』と『怪しい呪文』。今回は『意味段落』の緊急指導に触れてみようと思います。
読解力を大きく分けると「本文を読む力」「設問を読む力」「問題を解く力」に分けられると思います。そのうち「本文を読む力」の最大のポイントは段落の正しい理解にあると考えています。
にもかかわらず段落についてのパパ塾を行わなかったのは、この点はサピでも当然しっかりと教えていると考えたからです。なので読解力はサピに任せようと、基礎の基礎として「語彙力」「短文(文の構造)」などの理解に力を注いでいたわけです。
しかしながら現状は段落についての意識は少ないようでありました。段落の理解が少ないので「木を見て森を見ず」的なその場しのぎ的な読解になっているように感じました。良質な問題集に手を出すのも一つの方法ですが、残念ながらその時間はないと判断。緊急パパ塾を再開しました。
やる内容は『パパのデモンストレーション』
(;」゚∀゚)」テキスト貸シテ!!
(^-^)/ ハイ
( ̄ー ̄)5分デ本文ヲ解説スルヨ!
Σ(゜゜)エ?
( ̄ー ̄)ニヤリ
父メタルキングは初見の随筆文を5分で解説しました(読みながら解説しています)。もちろん内容までは解説できません。そもそも本文の半分以上は読んですらいません。でも形式段落の書き出しなどからその段落の立ち位置を想像し、大体どのような文章構成となっているかは説明できるので、そこにのみ焦点を当てて解説を致しました。(なので問題は解いていません)
算数くんは結構おどろいた様子。今回の緊急指導の目的は達せられました。
よく「何がどこに書いてあるか意識するんだよ」的な声掛けはあると思うのですが、たくさんある注意事項の1つにしか過ぎず、場合によっては軽視されてしまう可能性があると感じていました。そこで「段落への意識のみ」で文章構造を言い当てるという荒業を見せたわけです。
※この荒業、小説では難しいですし、説明的文章でも出来ない文章はたくさんあります。ですのであくまでも単なる荒療治です。
本文の文章構造を全て解体するかのような指導も不可能ではありませんが、その時間はありませんし、こちらもプロではありません。また、平均レベルの小学生にそのような指導をしても消化不良になる可能性も心配していました。なので今回は緊急対策的にデモンストレーションを見せた形となります。
これだけで実力がつくことはないと思っています。なので、とりあえずは意識改革を期待しています・・・・。