国語が苦手な算数くん ~中学受験と開成生活~

国語偏差値35から開成合格!!

受験生の学ぶ経済学(歴史の勉強中の寄り道)

なぜか突然歴史の年号を確認しようと思った算数くん。その時の会話が個人的に嬉しかったのでブログに載せておこうと思います。

 

「日米新安全保障条約」と「国民所得倍増計画」は同じ年だけど首相は違うんだよね!

 

やるじゃん!

 

国民所得倍増計画って物価が上がると意味ないよねー。

 

ほほう!なぜそう思う?

 

だって収入が増えても出費が増えたら意味ないじゃん!

 

いいトコに気付いたね!

(算数の「割合」のイメージがつながったのかな?)

じゃあ借金があったらどうなるかな?

例えば1000万円借りている人が毎年100万円返す場合。

 

あ!借金している方が毎年トクになる!!

 

細かな説明なしに本質を理解してくれた算数くん。ちょっとビックリしました。さらに算数くんはここから。

 

どんな時に借金ってするの?家とかを買うときは分かるけど・・・。

 

いい質問だね!

実は黒字の会社も借金をするんだよ。黒字って分かる?

 

うん!※知ってて意外

 

例えば80円で買ったお菓子を別の人に100円で売ったら20円もうかるでしょ?

でも、最初の80円を「支払いは1週間待って」って約束で買って、売った時の100円は「来月の支払いでいいよ」って約束だったら、80円を払うときお金はあるかな?

 

あ!売った時の100円をまだもらってないから、そのときはお金がない!

 

でしょ?だから黒字でもお金を借りることがあるんだよ。

 

でもなんでお金を後で払ったりするの?

 

例えば塾の友達が好きな漫画を持っていて、「100円でその漫画売って!!」と言った時、「漫画はいま渡すけど、お金は次の授業の時でいいよ!」ってなりそうじゃない?つまり、信用があるときはお金は後払いにすることがあるんだよ。

 

へー、経済って面白んだね!!

 

こんな会話をしました。その他にも関連して「国の借金問題に対し、日本と財政破たんをしたギリシアとの違い」なども。

 

今回の話題はおそらく中学受験では出題されない内容だと思います。でも『知的好奇心がある』と感じられたことは、受験に関係なく嬉しかったです。(ちょっとだけ「こういった知識も社会・国語などの理解を深めることに役立てばなー」なんて思ってはいますが・・・)

 

どうしても詰め込み重視となる受験勉強。そういった現状があるからこそ、知的好奇心を満たせるような機会は大切にしていきたいと思います。