国語が苦手な算数くん ~中学受験と開成生活~

国語偏差値35から開成合格!!

中受生活ランキング(2021年)

とうとう今年も最後の1日となりました。

 

今年はやはり算数くんの受験が中心となるものとなりました。この生活があと1カ月ちょっとで終わると思うと感慨深いものがあります。

 

そこで今年最後のブログは、「個人的に印象に残った中受生活の出来事」をランキング形式でまとめてみました。

 

 

第3位 α落ちからのリベンジ

『天王山』とされる夏休みは、可能な限り上位クラスにいることが理想だと考えていました。6年前期は一度もα落ちはしておらず、α1も2回経験していたので、「出来ればα1、最低でもα2には!!」なんて意気込んでいたのですが、まさかの1点差でαから陥落。これには親子ともども大きなショックを受けました。

 

夏期講習では「ブロック跨ぎのクラスアップ」を狙って日々の授業点に一喜一憂。講師からは「2日間の合計点数が連続トップであることがブロック跨ぎの最低条件」と言われていたのですが、算数くんはまさかの「1回おきのクラストップ」という微妙な成績(トップを取れなかった時も、ほとんどが2~3位)。後から聞いた話だとアルファベットクラスではありましたが、α上位の生徒がもう1人いたそうなので、この成績はかなり頑張ったと思います。

 

そしてα復帰をかけた夏期講習マンスリーテスト。算数くんは夏休みの頑張りを見事に結果に繋げてα2への復帰を果たしました。しかもα1基準にあと1点と大健闘。前期最も多いクラスはα3だったので比較的満足のいく結果と感じていました。しかし幸か不幸か「最上位クラスまであと1点」というギリギリの得点が本人の心に火を付けたようで「次こそα1に戻ってやる!!」とモチベーションを高く保つことが出来たのが有難かったです。

 

10月のマンスリーではそのモチベーションが実を結び、過去最高偏差値でα1復帰を果たします。その時の点数はどうやら大規模校でもα1に入れる水準だったようなので、非常に満足できる結果であったと思います。

 

12月のマンスリーではα2へ落ちてしまいましたが、α落ち~α1復帰までの一連の頑張りは非常に印象深く、また本人の成長を感じられたいい経験だったので3位と致しました。

 

 

第2位 志望校の決定

新6年生になる頃までには多くの受験生に「憧れの志望校」が存在する事かと思います。受験本番まで1年近くある段階においては多少偏差値が届かなくても「〇〇中学に行きたい!」と強く思う憧れの志望校があるのではないでしょうか?

 

算数くんにも憧れの志望校はありました。たまたま新6年スタート時点ではα1には在籍していましたが、平均偏差値などを考えるとその志望校はまだまだ「憧れ」であり「現実的」ではありませんでした。

 

6年前期。初回の志望校判定SO。憧れの志望校の合格確率は20%。表面上は「頑張れ!」と応援しますが、心の中では「ヤバいかも」とずっと焦っていました。そしてこの時点では第1志望を変える事も視野に入れながら他校の学校研究をコッソリ行っていました。

 

そして前期に行われた2回目の志望校判定SO。ここで何とか40%を叩き出し、微かな光明が差し始めます。2回目の志望校判定SOで大きかったのは第2志望が80%となったこと。「第1志望は厳しくても、第2志望が80%なら自信を持って挑戦させる事ができる!!」と前向きな気持ちとなったのですが、先に触れた通り直後の組分けテストではまさかのα落ちとなってしまったので、再び暗雲が立ち込める状況となっていきました。

 

夏休みを乗り越え、平常クラスもα上位に復帰。在籍クラス自体はいい感じではあったのですが、学校別SOや合格力判定SOの成績が全く振るわず・・・。20%~40%を彷徨う苦しい展開が続いていました。SSクラスの席次では上位4割程度には入れているので「無謀なチャレンジ」というわけではなさそうですが、自信を持って出願させる気持ちにはどうしてもなれませんでした。

 

厳しい状況を踏まえ、11月上旬には算数くんにある提案を持ち掛けます。

「1回も合格確率50%に到達しなければ第1志望は諦めないか?」

 

もちろん第3志望以下への進学を受け入れられるならチャレンジを止めない事は伝えました。しかしその時点では「第1志望か第2志望のどちらかに行きたい」との意思は明確。そして共倒れの可能性が高い段階では第1志望のチャレンジは難しいと思う旨を伝えていました。

 

話し合いの結果は「1回でも合格確率50%を超えたら無条件で第1志望に出願する」「1度も50%に達しなかった場合は、前受である埼玉校で好成績を取った時に限り出願する」と言ったものでした。実はSSなどで頑張っている姿を見ているので、親としては無条件で出願することを決めていましたが、算数くん本人に危機感を持ってもらうためにこのような取り決めをしたのでした。

 

そして最後の合格力判定SOで算数くんは過去最高の合格確率60%を叩き出します。もちろん第2志望以下は余裕をもっての80%判定!!

 

「第1志望出願は自分自身で勝ち取った結果!!自信を持って本番まで突き進め!!」と本人の努力と結果を称え、志望校決定に至った訳であります。

 

そういうわけで「憧れの志望校」が「実際の志望校」へ変わった一連の流れを第2位と致しました。

 

 

第1位 ブログ・Twitter等の開始

受験生本人たちは切磋琢磨できる友人を作りながら本番に向かうケースは少なくないと思います。やはり同じ志望校に向けて頑張る仲間と長時間一緒にいるわけなので、「戦友」的な友達が自然と出来てくるのでしょう。しかし受験生を支える親は少し状況が異なります。

 

同じ小学校にもサピックスに通う保護者はいますので、簡単な情報交換は出来ます。しかしリアルな知り合いは何処か牽制しあう雰囲気が生まれてしまうので、本番が近づくにつれてホンネの情報交換は徐々に出来なくなってきてしまうように感じているのです。

 

しかしブログやTwitter、その他の繋がりを持つようになり、状況は一変しました。

 

気が付けば息子を応援してくれる仲間が多く出来ましたし、私自身が応援しているお子様・ご家庭も沢山できました。有益な情報交換をすることもあれば、愚痴を言い合い息抜きをすることも多々あります。そういった様々な触れ合いが、受験生保護者としての生活を豊かにしてくれているように思い、感謝の気持ちが絶えません。

 

おそらくブログやTwitterなどをやっていなければ「他のお子様・ご家庭を心から応援する」なんて事は起きなかったのだと思います。そう考えるとこれらの繋がりなしに今の充実した受験生保護者生活は確実になかった。「受験生活のバタバタを日記のように残しておきたい」と気軽な気持ちで始めたこのブログも、最終的には当初の期待以上の果実を残してくれました。

 

そういった意味で、通常以上に充実した受験生保護者生活を生み出すきっかけとなった「ブログ・Twitter等の開始」が自分の中での第1位とさせていただきました。

 

 

今年のランキングは以上です。

 

来年のトップは「算数くんの第1志望合格!!」「受験仲間の吉報続々!!」で悩む予定であります!!

 

 

今年1年、拙いブログをお読みいただきまして、ありがとうございます!!

 

良いお年を!!