2月3日
この日は第二志望校である海城の試験日であり、同時に第一志望・開成の合格発表日であります。開成の合格発表は正午となるので海城の試験時間中となります。
試験会場に向かう途中、電車内で開成の受験仲間と遭遇しました。当然道中は子供同士で話をすることになるのですが、当たり前のように話題の中心は開成の問題について。親としては海城の試験直前にメンタルが揺さぶられる事が心配でヒヤヒヤものでした。
試験会場に送り届けてからは合格発表を待つ時間です。発表時間に近づくにつれて緊張感が高まり、喉がカラカラになりました。
そしてついに合格発表時刻。
合格している姿・不合格になって繰り上げ合格を待っている姿・海城の制服を着ている姿・巣鴨に通っている姿。全てをイメージし、どの結果になっても受け入れる心の準備をしてから結果を閲覧しました。
息子の番号が・・・ある。
正規合格はほとんど想定していませんでした。持参した受験票の番号を再度確認し、ラインで妻にも目を変えて確認してもらうようお願いしました。間違いなく合格でした。
番号を見つけた瞬間は不思議と喜びはありませんでした。合格の事実が全く現実のものとは思えないような感覚でした。次第に喜びは現実的なものとなり、「早く算数くん本人に伝えたい」との気持ちが膨らみ始めました。
海城の試験が終わり、その校庭で算数くんと合流します。算数くんは合流してすぐに「(開成)どうだった?」と聞いてきました。しかし周りには多くの受験生。声を出してその場で喜ぶのも無神経だと思い、「自分で結果を受け止めな」とスマホを渡して本人に受験番号を探させました。
「受かった?」
番号を見つけてこちらを振り返りました。喜びの表情よりホッとした表情。頭をポンポンして算数くんを祝福いたしました。
その後もいろいろありましたが、ブログでの紹介は省略いたします。
こうして長い3日間がようやく終わることとなったのです。
次回は最終回として、今回の結果の振り返りをしたいと思います。