受験の天王山と呼ばれる夏休み。
その学習のメインである夏期講習をどのクラスで受講できるかは非常に大きな問題だと思います。
多くのご家庭では『夏期講習をできる限りいいコースで受ける』と気合いを入れて学習に取り組んできたのだと思います。
当然我が家もそのような気持ちで頑張ってきましたが・・・・。
7月組分けテストで過去最低偏差値を記録
(4科目偏差値55台)
αから転落してアルファベットコースへ
(αに1点届かず)
このような自体に追い込まれることになりました。
偏差値55台でα基準まであと1点だったので、もしかすると通っていた校舎全体の点数が低かったのかもしれません。
このころ親は開成以外への志望校変更を考え始めました(算数くんには悟られない程度に)。
でも算数くん本人は開成をあきらめません。
算数くんは高いモチベーションで夏期講習を乗り切ることになるのですが、その際にラッキーだった事が2つばかりありました。
①校舎長からの声掛け
1点差でアルファから落ちた算数くんに対して、校舎長は即座にフォローの声掛けをしてくださいました。
「実力はある」「過去に同じような状況から開成に合格した人もいる」
そういった言葉が本人もモチベーションを落とさない大きな要因になったのだと思います。
そして校舎長からは以下のような話も
通常はブロック跨ぎのクラス昇降はないが、夏期講習では検討をする。
この言葉は絶大でした。
そしてその条件は『2日間の授業点合計1位を2回連続で取る』というもの。
実際には『1回毎に1位(連続1位は達成できず)』という何とも歯痒い結果だったのでブロック跨ぎでクラスを上げることが出来ませんでしたが、それでも夏期講習に対しては真剣に取り組むことができました。
もともと夏休みは『夏期講習+α』を意識して学習をしようと考えていました。
もし夏期講習をαクラスで受講していたのであれば、当初の計画通り夏期講習の内容を早めに終わらせて、『プラスα』に時間を割こうとしていたのかもしれません。
しかし、校舎長の出した条件を満たしたいがために、算数くんは徹底して夏期講習の内容のみに焦点を絞って学習を進めることにしたのでした。
結果論となりますが、夏期講習の内容を完璧にすることに力を注げたことは、その後の飛躍に大きくつながったように感じています(夏期講習明けのマンスリーでは、7月組分けより偏差値を7上げています)。
その意味ではαから落ちたことが実力を伸ばす大きなきっかけになったとすら思っています。
②Dの仲間たち
詳しくは書けませんが、Dといわれる仲間たちから様々な情報を頂けました。
特に『アルファで使用しているプリント内容を連携してもらえた』というのはメチャクチャ助かりました。
受験勉強は孤独であったり、『他の家庭は全て敵!!』みたいな風潮があったりもしますが、少なくともDの仲間たちは『純粋な仲間』として協力関係ができていたように感じています。
算数くんの開成合格は、Dの皆様なしには達成し得なかったものだと思います。
今回の内容はあくまでも算数くんのケースです。
算数くんは確かに夏期講習ではアルファベットに落ちましたが、前期のほとんどをα(含:α1)で過ごしていますので、全てのアルファベット生に当てはまる話ではないとは思います。
しかし諦めずにやるべきことをやっていれば、夏期講習のクラスとは関係なしに実力を伸ばすことは可能である、と感じております。
組分け結果が良かった方も悪かった方も、まだまだ勝負はわかりませんので頑張ってほしいと思います!!