声掛けで最も重要と考えていたのが『子供の自己肯定感を刺激すること』です。
■子供の自己肯定感を刺激する効果
✓ モチベーションがアップする
✓ 芯が強くなる
自己肯定感が増せばモチベーションが上がるのはイメージしやすいと思います。もう一つの『芯が強くなる』については、我が家の例をお伝えします。
息子は算数が得意だったので、ブログ上で『算数くん』を名乗っていました。そして実際に自宅でもおふざけで『算数くん』と呼んだりもしていました。
正直なところブログを始めた頃の偏差値はサピックスの偏差値で65前後だったので上には上がいる状態でしたが、算数が得意だと自覚させたかったのです(あと苦手な国語からくる『劣等感』をネガティブに捉えるのではなく、『算数ができるんだから国語もできるはず!!』と思って欲しかったという狙いもあります)。
すると算数で解けない問題が出てくると『自分に解けない問題はない!!なぜなら僕は算数くんだから!!』と意地になって問題に取り組む姿勢が見られるようになりました。結果的にはどんな難問があっても粘り強く算数に取り組むようになり、最終的にはサピックス偏差値70を超え、早稲田アカデミーのNN開成テストでは偏差値80を超えるまでになりました。
『あえて挑発的な言動で相手の心に火をつける』という方法をとる場合もあると思いますが、その場合も聞き手が既に自己肯定感を持っている必要があると思っていました。挑発に反発をするには『自分はできる人間だ』という確固たる自信が必要だと思うからです。
■注意点
基本的に人間は自己肯定感を求める生き物だと思います。だからこそ自己肯定感を与えてあげる声かけは重要になると思います。
しかし、親自身も自己肯定感を求めてしまう事には注意が必要です。受験サポーターの親としては、子供の自己肯定感を最優先にしなくてはならないのですが、ついつい親自身の自己肯定感を優先してしまうのが本能のような気がしています。
これは本能だから抗うことは難しいのかもしれませんが、『どういった時にそのような状態に陥るか』については予め把握しておくことが肝要だと思っていました。
親が自分の自己肯定感を優先させる具体的なケースは別の機会に書こうと思っていますが、予め事態を想定して対処方法をシミュレーションしておく事が大切だと思っていました。
今回の記事は抽象的で申し訳ありませんが、とりあえずは自己肯定感を意識した声掛けが大切だということで・・・。