使用頻度が極めて高く、また極めて危険な言葉として考えていたものを紹介します。
だから言ったでしょ!
この言葉は
・親の発言が正しかった
・親に従わなかった子が誤っていた
ということを確認する言葉となります。
このサイトでは声掛けの原則を「子供の自己肯定感を満たす]」としていますが、この言葉は「親の自己肯定感を満たし、子供の自己肯定感を傷つける」となるため最悪なパターンです。
例えば日頃から「勉強をしないとクラスが落ちる」と言っていて、案の定クラスが落ちてしまったとき、
だから言ったでしょ!
分かった!次からは言う通りにする!
となるレアケースを除けば、子供は親の正論に反論できず黙り込むしかなくなると思います。この時には既に自尊心が傷付いている状態なので、親の正論を前向きに捉えるマインドはほとんどなくなっているものと考えていました。
ならどうするか?は各家庭の状況で臨機応変に考えるとしか言いようがありませんが・・・。
例えば
大切なことを上手く伝えてあげられなくてゴメンね
と伝えれば、「(親は)何度も伝えてくれていたから、言うことを聞かなかった自分が悪い。むしろその事で謝らせて申し訳ない」と感じてもらえる可能性をわずかに期待することができます。
次同じミスをしないようにどうすればいいか一緒に考えない?
と伝えれば、「私の(親の)声掛けが間違えていたかもしれないから、次は一緒に解説策を考えてくれない?」と相手を頼ることで自己肯定感を促せる可能性を期待できるかもしれません。
繰り返しとなりますが正解は家庭毎、状況毎で変わるので一律の正解はわかりませんが、「だから言ったでしょ!」と詰めるのは危険と考えた方がいいと思います。
※例外
親が褒められているケース(予想問題を的中させたときなど)