国語が苦手な算数くん ~中学受験と開成生活~

国語偏差値35から開成合格!!

声掛けのNGワード「何度言ったらわかるの?!」

NGワードの1つ目は「だから言ったでしょ!」でした。2つ目のNGワード

 

何度言ったらわかるの?!

 

です。

 

これも頻繁に使う気がします・・・。以前の記事で『諸刃の言葉「なぜ?」』と書きましたが、基本的にはその時と同じ理由です。

 

ただ、もう一つの観点で我が家では使用を控えていました。

 

何度言っても子供が理解しないということは
①子供の能力不足
②親の試行錯誤不足

のどちらかと考えていました。

 

①についてはさておき、ここでは『②親の試行錯誤不足』について考えたいともいます。

 

要は『何度言っても理解できない=その伝え方は子供にとって響かない言葉だと親が理解すべき』ということです。

 

もちろん子供が一度で理解することは少ないので同じアプローチを繰り返すことは重要ですが、それでも子供に上手く伝えられないのなら別のアプローチ方法を試さないといけないというシグナルです。それにも関わらず別アプローチを考えないのは『サポーターとしての努力不足』という事になると考えていました。

 

例えば『右』と『左』の一画目も「右は縦棒が先!!左は横棒!!」と教えた場合、一回で覚える子供もいれば何度言っても覚えない子供もいると思います。でも、「三画目までは交互になる」とか「右は右上から書き始めて、左は左から書き始める」と教える方法だってあります。そういった別アプローチを試さずに「何度言っても覚えない!」としてしまうのは、親の試行錯誤が不足していることを示しているのだと思います。

 

上記の例はシンプルすぎて参考にならないかもしれませんが『モチベーションの上げ方』や『習慣づけの方法』などにおいてもノウハウは複数あると思うので理屈は同じだと思います。自分もそれら全てを理解しているわけではありませんが、とりあえずは多くのアプローチを理解するように思考を巡らせるように意識はしていました。

 

何度言っても・・・と思ったら「何通りのアプローチを試したか?」と自問する必要がある気がします。