そろそろ2023年組も志望校決定の時期かと思います。
参考になるかわかりませんが、我が家が検討した内容を書いておこうと思います。
■1月戦の立ち位置
2月校を第一志望とする人にとっての1月校の立ち位置は
①試験慣れ
②進学先確保
場合によっては『全落ち回避による精神的安定』を挙げるケースもあるでしょうが、基本的にはこの2つが中心になると思います。
我が家も同じように考えるつもりでしたが、『NNそっくりテスト5本勝負』の受験を決めた段階で『試験慣れ』を目的に本試験に臨む意向がほとんどなくなりました。
そのため『進学先の確保』が1月校の主目的となりました。
■埼玉戦
学校的にはもともと2校に絞っていました。
栄東と開智です。
御三家志望の受験生はおそらくほとんどが栄東を志望すると思います。
我が家の場合は栄東に加えて開智(先端特待)も視野に入れていたのです。
算数くんは2月校への進学を希望していたので、埼玉校は学校研究などをしてもどうしても本格的なイメージが掴めませんでした。
そのため仮に2月校が全滅になったとしても複数校で迷える状態にしておこうかと考え、栄東と開智の2校を視野に入れていました。少し通学時間はかかりますが、学校自体は両校とも十分に魅力的でしたし・・・。
しかし、1月は『NNそっくりテスト』に多くの時間を使うことを決定した段階で、算数くん本人の意向により開智の受験は回避することに致しました。
■栄東
『A日程』『東大特待(4科or算数)』
この2つを受ける予定でした。
特に算数くんは『東大特待(算数)』に興味津々。模試でも志望校に入れ続け、ほとんど全てで80%判定を取り続けていました。
一方『東大特待(4科)』についても過去問を解く限り1年特待は取れそうな勢いでした。
そこでサピックスの面談で志望校を相談しました。
(赤:我が家 青:サピックス)
1月は試験慣れより進学を視野に入れた学校選択をしたい。
※NNの事は言えないのでこんな言い方
それでいいと思います。
栄東はA日程と東大特待を考えているが、東大特待を4科で受けるか算数1科で受けるかで迷っている。
栄東についても試験慣れではなく『進学を視野に入れた選択』ですよね?
そのつもりです。
それならA日程だけでいいと思います。東大特待は受験しないのが得策と考えます。
そうなんですか?
A日程での東大コース合格は固いと思っています。栄東の「特待」に拘るなら別ですが、進学先として考えるなら東大コースが取れれば十分では?
進学を考えた場合は確かにそうですね。
東大特待にも十分合格できると思いますが、この試験は『まさか』がある試験です。感染リスクや開成対策への注力を考えると、重要度が高い試験だとは思いません。そもそも特待合格はA日程でも点数次第で取れますし、その可能性も十分にあると考えています。
わかりました。そのプランで行きます。
こんな感じで埼玉校のプランが決定いたしました。
※結果的にA日程で東大特待合格を得られたので、最良のプランとなりました
■千葉校
渋幕の受験を少しだけ考えました。
しかし基本的にはすぐに候補から外しました。
埼玉は何とか通える距離でしたが、千葉はかなり厳しかったためです。
他にも『1月は開成対策に集中したい(渋幕対策をする余裕がない)』というのも大きかったです。『試験慣れのためにダメ元で受験する』という手もありましたが、『試験慣れ』は『NNそっくりテスト』で代替するのが我が家の方針だったので、その手も打たないのが得策だと判断しました。
なお進学意思が少ないご家庭でも『試験慣れ』と『鉄緑会の早期申し込み』を視野に入れて渋幕受験をするご家庭もあると聞いています。
※鉄緑会は申し込み順に希望の曜日の講座が埋まるので、土曜日などを取りたい家庭はこのようなプランを組むそうです。男子御三家の合格発表日は2月3日で、女子御三家は2月2日なので、男子御三家の生徒が鉄緑会の曜日争奪戦を勝つにためは渋幕合格が重要だとか・・・(すごい世界だ・・・)
そんな感じで我が家の1月受験は栄東A日程のみとなりました。
■もしNNそっくりテストを受けなかったら?
おそらく
『栄東A』→『開智(先端特待)』→『栄東(東大特待)』→『渋幕』
を軸に考えていたと思います。
NNそっくりテストは1月の貴重な直前期を5日間も使う事になりますので、志望校対策の観点だけでなく、1月の受験戦略にも影響をしてくるものになると考えています。
同じような状況の方の参考となれば^^