熱望校があるが偏差値が大きく届いていない・・・。
受験学年である6年生ではこういったケースがあると思います。
こういった時によく話題となるのが
志望校対策に特化することで一発逆転を狙う
という戦略です。
直前期であるならその戦略もありなのでしょうが、そうでないのであれば個人的にはこの戦略は大反対です。
最大の理由は
通塾先の授業・復習が非効率的となるから
です。
受験をサポートする親として常に意識しないといけない事に
最も勉強している場所は塾である
という事があると思います。
塾での勉強を見ていない親としては家庭学習をしている時間で勉強量を判断してしまう可能性があるので注意が必要だと思っていました。
何が言いたいかというと
塾のカリキュラムから外れて志望校対策に特化してしまうと、
最も勉強時間を費やしている塾の勉強が疎か(もしくは非効率)になってしまう
という事です。
この戦略が正しいとはどうして思えないのです。
ただし「最も時間を費やす場所が塾でないケース」は例外です。
塾なしで受験に挑むケースであれば先にあげた問題は生じないので、立派な戦略と言っていいと思います。
この例は漫画で考えると面白いと思います。
■二月の勝者 ➡ 塾重視で成功
■ドラゴン桜 ➡ 東大対策一本で成功
異なったアプローチのようにも見えますが、どちらのケースも
『軸となる勉強(二月の勝者なら桜花ゼミナール・ドラゴン桜なら桜木指導)』から焦点がブレていないのが成長した生徒の特徴
だと思うのです。
では逆転に向けてどうしたらいいのか?
個人的には
通塾先の授業に着いていける実力をつける
の一言に尽きると思います。
少なくとも我が家では偏差値35の国語に梃入れをする際の最大の目的をそこに定めておりました(第一志望対策として記述練習を少ししていましたが・・・)。
では具体的にどのような勉強が効果的と考えるか?
基礎に対するアプローチ方法の見直し
これが大切だと思います。
基礎重視の話は耳にタコが出来るほど聞いていると思いますが、基礎のアプローチ方法を具体的に考えることはあまり多くないように感じていました。
次回は我が家のケースとしての『基礎アプローチ』を記してみたいと思います。