国語が苦手な算数くん ~中学受験と開成生活~

国語偏差値35から開成合格!!

中受直前期のスケジュールの立て方

そろそろ冬休みも終わり3学期。

 

中学受験組は3学期の小学校について「休む派」と「休まない派」でわかれるかと思います。

 

我が家は始業式のみ出席したので、基本は「休む派」でした。

 

今回は我が家が学校を休むことを前提にどのように1月のスケジュールを立てたか?について触れていこうと思います。少しでも参考になれば幸いです。

 

■確認すべきこと

①科目・単元ごとの得手不得手

②この1年間の休日の過ごし方

 

①についてを考える人は沢山いると思います。

「地理分野が苦手だからテコ入れしたい」「立体図形に力を入れたい」etc.

その分析が正しいかどうかについては塾と連携しながら行うのが重要と思います。もし塾としっかり連携を取りながら対策プランを講じることができれば、そのプランはおそらく素晴らしいものになると思います。

が、そのプランが素晴らしいものであったとしても、どの家庭も同等程度に素晴らしいプランを立てていることが想定されるので、直前対策のプラン内容そのものでは差はつかないものと考えていました。

 

では何で差がつくか?

 

それは『プランの実現可能性』と考えました。

 

どんなに素晴らしいプランであっても実際にできなければ意味はない。

だとすると受験をサポートする親としては『プランの内容』以上に『どうやってプランを実現させるか?』を具体的に考えなくてはならないと判断しました。

 

そこで確認したのが『②この1年間の休日の過ごし方』です。

 

息子は塾がないフリーな休日に8~10時間といった膨大な家庭学習を行った経験はほぼゼロでした。だから学校を休むことで得られたフリーな時間をしっかり直前対策に充てられる確率は極めて低いと考えたのです。

本当は直前期には短期記憶でも勝負できる暗記モノに時間を費やしたいと考えていましたが、暗記モノの勉強を1日に2時間以上行った経験は記憶上皆無。せいぜい1時間半程度が限界であると判断しました。

 

ここで『気合いで乗り切るしかない』と根性論を持ち出すのは受験サポーターとして力量不足であると考えました。そこで今一度この1年の息子の休日の過ごし方を思い返しました。

 

この1年を振り返ると以下の特徴が浮かび上がりました。

・『理社』より『算国』の方が集中力が長く持つ

・細かなスケジュールでは集中力が途絶えてしまう

・過去問等のテスト系を交えると集中力が長く持つ

 

この3点を踏まえて我が家では

・コベツバ/トップガン特訓の使用

 集中力の持続する科目をメインプランに入れる

 ➡手を広げすぎずに集中力を途切れさせない

・NNそっくりテストの受験

 ➡テストで集中力&モチベーションを高める

 

このようにプランニングしました。

直前期は暗記モノの方が効率的であるとの認識も根強くあったので、あくまでも上記2つは『学校を休むことで得られた時間にやる内容』と位置づけ、それ以外の時間についてはしっかりと暗記モノなどの時間を作れるようにプランを立てたつもりです(息子の暗記モノ勉強の集中力は1時間半が限度)。

 

 

■認識すべきこと

塾のカリキュラムは3学期は小学校を休まずに行くことを前提に作成されている

ということは前提として認識するようにしていました。

 

そのため「直前期は自信を失わないように簡単な問題にとどめろ」「新しいものなどに手を出すべきでない」などの話も出ますが、これらは学校を休まない前提に発信された言葉であると理解するようにしていました。もちろん学校を休むことで得られたフリーな時間を自塾のテキストの復習に充てるのもいい(むしろそれが王道)とは思います。しかし、3学期を休むことは数十時間のフリー時間を獲得できる行為なので、『得手不得手』『集中力の状況』などをトータルで考えたうえで戦略を立てる必要があると思うのです。

 

 

これからの直前期、以下のことを確認してみてはいかがでしょうか?

☑科目/単元ごとの得手不得手はどうか?

☑過去1年間の休日の過ごし方はどうだったか?

☑どのような勉強方法が最も集中力が維持できるか?

☑直前期を気合いだけで乗り切ろうとしていないか?

 

 

最後の追い込みが『充実した時間となるか』『ダラダラした時間になるか』。

非常に大きい分かれ目となると思います。

 

 

 

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