前回は息子が夏休みに行っていたことを書きました。
今回は、どちらかというと親の心構え的な内容です。
夏休みをきっかけに親の意識は大きく変わりました。
一言で表すと
塾の授業の大切さを心から理解した
ということです。
このように考えたことはないでしょうか?
✓塾の授業は最下位の人も受けている内容だから逆転のカギは家庭学習
✓上位層は授業の内容の多くを理解しているから差をつけるカギは家庭学習
これらを完全に否定するわけではありません。
でも通塾しているのであれば、以下の2つは大前提にあると思います。
①塾のカリキュラムだけで志望校に合格できる
②最も勉強をする場所は塾である
まあ一部には塾の時間以上に家庭学習をするケースもあるのでしょうが、夏期講習だと6時間、SSだと10時間もの時間を塾で費やすことになるので、基本的には塾での勉強が最も長いと考えるのが妥当だと思います。
そう考えると
塾での時間を充実させるのが最良策
となるのではないでしょうか??
ここで想定される3つのパターンを考えてみます。
①とりあえず塾に行く
②塾の授業を真剣に聞く
③授業中に全てを吸収しようとする
①は正直なところ論外になります。最も勉強時間が長くなる塾で集中しないのであれば、塾を変えるか親塾にするか、もしくは中学受験の撤退を考える必要があると思います。小学4年生くらいまでであれば気にしなくてもいいのでしょうが、小5の後期以降はこれではかなりキツイと思います。
問題は②です。自塾の偏差値が45以上あるのであれば一生懸命授業を聞いている可能性は高いように思います(集中力や能力の問題はありますが・・・)。息子も小6の前期まではこのカテゴリだったと思います。
しかし、このカテゴリは少し怖い部分があると思います。それは「わからないところは家庭学習をすればいい」という甘えが出てくることです。この考えが定着してくると、家庭学習の時間がかなりキツくなるはずです。苦手分野は雪だるま式に大きくなる可能性があるので、ライバルに差をつけるのが難しくなると思うのです。
だから③が重要になると思うのです。息子は夏期講習でアルファベットクラスに落ちたことで、授業点によるアルファクラス復活を目標にこの「授業中にすべてを吸収する」姿勢に気持ちを切り替えることができました(声かけなどもそのスタンスに変わりました)。言い方を変えると「インプットと基礎的な演習は塾ですべて終わらせる」という意気込みです。このようにすれば、家庭学習は「アウトプットトレーニング・穴の確認」等に費やすことができるので、大変に効率的な勉強サイクルができるのです。
理想論を掲げているように思われるかもしれませんが、夏休みをきっかけに授業に向かう姿勢が変わった息子の偏差値は右肩上がりとなりました。
夏休みで偏差値を7上げ、2学期に行われたサピックスオープンの成績は毎回上昇し続けました。
その大きな理由の一つが「授業中にすべてを吸収する気持ちで授業を受ける」という心構えの醸成です。
これを踏まえて最初の質問
✓塾の授業は最下位の人も受けている内容だから逆転のカギは家庭学習
✓上位層は授業の内容の多くを理解しているから差をつけるカギは家庭学習
を考えてみては如何でしょうか??
否定こそしませんが、その前に
・塾の授業を最優先にする
・塾の課題を真摯に取り組む
といった事が確実にできていることを確認する必要があると思います。
この姿勢を身に着けることができたのが、我が家にとって夏休み期間の最大の収穫だったように感じております。
一番大切なのは塾の授業だと思います。
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是非ご参考ください!!