開成合格に役立ったと感じた国語の参考書の続きです。
2位
中学受験国語の必須語彙2800
3位で紹介した『中学受験国語 文章読解の鉄則』と同じ井上秀和先生の著書となります。
本当にここまで必要?
と思う語彙もあったように感じましたが、一方で
ここまでやったのだから十分戦える!
という認識ができたのもまた事実です。もちろん著名な方の書いた参考書なので不要なものはないのでしょうが、それ以上に自信を植え付けさせてくれるのはありがたいと感じていました。
6年生の夏以降に特に重要だと考えていたのは、
読解力は一朝一夕では身につかないが、語彙はやっただけ身に着けることが出来る
ということです。
算数くんは短期間で偏差値を上げてきましたが、6年生の夏以降は国語に多くの時間を割く余裕がなくなりました。過去問などで時間を取られてしまうからです。
だったら読解力向上はサピックスに全面的に任せて、あとは語彙力の強化に焦点を当てるのが『失敗にしにくい戦略』と判断しました。
『失敗しにくい』というのをもう少し詳しく書くと
いくら読解力がついても、語彙力不足では『全く意味が分からない』という現象が起こりうる。しかし、語彙が分かればたとえ文意の読み違いがあったとしても、『全く分からない』という可能性が低くなるので最悪の事態は免れることができる
という考えです。
そもそも算数くんは国語を武器にしようという考えは全くなく足を引っ張らなければそれでオッケーと思っていたので、夏以降は語彙力強化に集中しようと割り切って考えていました(もちろんサピの授業は全力投球です)。
なお6年生の7月から本書を始めましたが、やはりサピの授業(復習)・過去問以外の時間の捻出はかなり厳しい状況でした。そのため我が家は少し独特な使い方をしていました(詳しくはこちら)。
夏休みのころは分からない語彙だらけでめまいがしていましたが、受験直前期には少なくとも「聞けばわかる」程度には成長してくれました。今から考えると短時間でよく頑張ったものです。
今は本書のドリルが発売されているらしいですね。算数くんの受験が終わってからの発売なので詳しくは分かりませんが、ある程度早い段階から取り組むと語彙の自信はかなりつくと思います。
ちなみに市販されている参考書とは別ですが、サピックスの教材で出てくる『コトノハ』や『語彙力完成プリント(直前期に配られます)』は秀逸でした。
『コトノハ』は都度しっかり覚えるのが重要だった記憶があります。『語彙力完成プリント』については配布された時点ある程度はマスターしている状態なのが理想的だと感じていました。
算数くんは『必須語彙2800』のおかげで、語彙力完成プリントの内容は配布時点である程度マスターできていましたので、大きな自信につながりました。
というわけで次回は個人的なランキングの1位について書いていこうと思います!!