天王山と言われる6年生の夏休み。
その中心的なイベントである夏期講習で算数くんは大きく飛躍することができたと思います。
サピックスにおいては
①夏期講習の時期
②お盆休み
③夏期志望校別特訓
の3つの期間に分かれると思いますので、今回は夏期講習の時期についてです。
以前の記事でも書きましたが、算数くんは夏期講習中は他の『プラスα』の勉強をほとんどせずに夏期講習の内容にフォーカスして時間を過ごしました。
実際に意識していたのは
①算数のテキスト問題を当日中に終わらせる
②次の授業前に理社を全て終わらせる
基本的はこのサイクルでした。
なお算数のプリント(夏期講習デイリーチェック?名前は忘れました)はスポット的な休みのタイミングにまとめてやっておりました。授業から少し時間が空いた方が効率的だと思っていたからです。
算数のテキスト問題のやり方はこちらで紹介した通り1時間弱で終わらせることが出来ていました。
ただこのスピードは算数の偏差値が最低60程度は必要な気がしますので、もう少し時間を要するご家庭もあると思いますが、スパイラル学習の総仕上げをするイメージで頑張るといいように思います。
理社で何をやっていたのかは親は管理していないのでわかりませんが、サピで言われたことだけを徹底するように声掛けをしておりました。
国語は??
って感じですが、国語は日々の漢字のほかに例外的に他教材を毎日10分程度行っていました。
その教材はこちら
5年生の時は『息子』『腰』といった日常生活レベルの言葉を知らない状態でした(詳しくはこちら)。
そのため受験をするためには授業とは別に語彙力の強化が必要だと考えていたのです。
上記書籍は発刊日に即日購入し、以下のような使い方をしていました。
①算数くんがわからない語彙にチェックを入れる
②父親がその例文をワードに落とす
③父親が高スピードで例文を音読し、算数くんはひたすらそれを聞く
何故そのやり方をしたかは別に機会に書こうと思いますが、基本的には『本人の集中力を奪いたくない』『高頻度で例文に触れることが重要』という2つの考え方をベースにしていたからです。
国語力を本当につけたかったら本書の問題や関連書籍でじっくりやることをオススメしますが、国語を『足を引っ張らないレベルまで短期間で養成したい』と考えていた我が家は上記のような使い方をしていました。
上記の方法を購入日からコツコツ続けていましたが、夏期講習中は講習内容に特化させたいので、上記のうち①と②だけを実施。②は保護者の作業でしたので、算数くん本人は①だけを行っていたことになります(チェックをするだけで、記憶の作業は集中力を奪うので行っていません)。
要は夏期講習の内容は次の授業までに終わらせることをベースに、1日10分の語彙チェックを実施していた形となります。
ちなみにこの勉強量だけだと『メチャクチャ勉強している』という状況ではないと思います。おそらくもっと勉強をしているお子さまは沢山いるのかと。
しかし焦点を絞って勉強をしていたので、効率的に学習内容を消化できていたようにも感じています。
過度に勉強して消化不良になるよりは、消化可能な量をじっくりやる方が効率的だと考えた場合、その量の目安は夏期講習の授業内容であると考えていました。
受験生のみなさまにとって実りのある夏期講習期間となることを祈っております。