受験生時代にもタイムリーにブログを書いていましたが、その時に算数くんから
この本はブログで紹介しないでね!
と言われていたものがあります。よほど本書のノウハウをライバルに知られたくないと思ったみたいです。
それを我が家の国語参考書ランキングの1位とさせて頂きました。
第1位
中学受験国語 記述問題の徹底攻略
とにかく分かりやすかったです。
内容・ノウハウが優れている参考書は沢山あると思います。ただ本書はそれに加えて
✓ 本人が魅力的と感じる
✓ 本人がわかりやすいと感じる
✓ 本人が進めやすいと感じる
これらの要件が見事に含まれていたように感じるのです。
本書は教師の若杉先生と生徒のトモヤ君との掛け合いの中で話が進んでいきます。
特に秀逸だったのはトモヤ君の間違え方や疑問点などの部分であります。
我が家ではパパ塾で本書を使用したわけですが、使用方法はパパが若杉先生の箇所と本文を音読し、算数くんがトモヤくんの箇所を音読する形式で進めていました。
算数くんは事あるごとにトモヤ君の発言内容に共感!!そのため本書は『素晴らしいノウハウが書かれているだけでなく、国語が苦手な小学生の気持ちを理解している良書』と映ったのです。
ちなみに本書を利用したのは小6の4月頃。
初回の志望校判定サピックスオープンで得意の算数でミスを連発し、4教科トータルでもかなり厳しい結果となった事がきっかけでした。
算数依存型では厳しい
↓
他の3教科の底上げも必要だ
↓
国語の底上げが最も時間がかかる
↓
開成の国語は基本記述問題
↓
当時の記述力があまりにも酷すぎた
↓
記述力強化に早く取り掛かりたい
そんな感じで記述力強化をやりたかったのですが、やみくもに参考書に手を付けるのもどうかと思い、具体的な目標を定めて記述力強化をスタートさせることにしました。
その具体的目標として活用したのが『開成本番レベルテスト(四谷大塚)』です。
本書に取り掛かってから開成本番レベルテストまでは極めて短期間でしたので、模試までに終わらせる事は出来ませんでしたが、記述力強化の良いキッカケとなりました。
すぐに偏差値が上がったわけではありませんが、記述力の上昇は比較的早い段階で現れたように感じました。とりあえずは何を伝えようとしているかは分かるレベルにはなったと思います(それまでは支離滅裂な文章しか書けなかったので、内容以前の問題でした)。
記述力の安定が見られたのは、6年生の夏以降だったと思います。
国語全体の偏差値はやや頭打ちになったのですが、SS開成の授業内テストの順位や学校別SOの順位は比較的高い順位に入れるようになってきたのです。
具体的には合判やマンスリーテストでは偏差値55に届かなかったのですが、SS開成の小テストではクラス2位を複数回取り、学校別SOでは国語の順位が150位前後(受験者数897名)となりました。
もちろん土台となる語彙力や読む力が未熟だったので、文意を勘違いする事もしばしばあり、SS開成の小テストがボロボロとなる事も少なくありませんでした。が、最悪の点数だとしても下位3分の1ラインくらいで留まることが出来ていました。
国語を武器にしたいと思った場合には心許ないレベルかもしれませんが、足を引っ張らないレベルを希望していた我が家としては十分だったと感じていました。そもそも小5では偏差値30台を連発だったので・・・。
そんなかんじで、我が家的な国語参考書ランキング1位は本書とさせて頂きました。
もちろん参考書には「合う・合わない」があると思うので万人受けする訳ではないと思います。そのためあくまでも我が家のケースとしてご参考いただければと思います。