中学受験参考書ランキング1位(国語・開成合格編)として紹介した本書『中学受験国語 記述問題の徹底攻略』
ちょっと補足があります。
本書には姉妹編として『基礎演習編』と『発展編』が発刊されています。
このうち発展編は受験直前期(本番まで1か月を切るタイミング)で発刊されましたので、流石に手を着けることは出来ませんでしたが、本屋で立ち読みをする限り非常に良書であったように感じました。
ちなみに『基礎演習編』については半分ちょっとだけやりました。
本書に取り組んだ理由は夏休み明けくらいに記述が我流に戻りつつあったので、『中学受験国語 記述問題の徹底攻略』で学んだスキルが失われないうちに定着を図りたかったからです。
基礎演習編の良かったところは、非常に短い文章を題材として扱っているため、短時間でのトレーニングを繰り返せるところにありました。
我が家では算数くんと同時に父親も同じ問題に取り掛かり、それぞれの記述内容を採点する方式で取り組みました。すると算数くんは父親の回答を見ながら、
まぁ~〇でもいいんだけど、あえて言うともっとこうした方がいいと思うんだよなぁ!!
と偉そうに父親に指導を始めるようになりました。
文章を客観的に捉える特訓にもなったようで、ある程度の手応えを感じた次第であります。
ただ、半分ちょっと問題集をこなしたころにはある程度感覚を取り戻してきたみたいだったので、基礎演習編は途中で終わりにしサピックスの平常授業優先に戻っていきました。
なお作者の若杉先生は記述問題対策だけでなく、選択肢対策の問題集も出しております。
我が家的には購入こそいたしましたが、本腰を入れた取り組みは行いませんでした。そもそも小6の夏以降のパパ塾では開成向けに記述強化に専念していたので、選択肢問題に注力するだけの時間はなかった事もあります(若杉先生の著書だったので、本書は選択肢問題ですがつい購入してしまいました)。
ちなみに選択肢問題の徹底攻略の注意点は
先に記述問題の徹底攻略をする
という事だと思います。
同じ著者でなくても構わないと思いますが、少なくとも選択肢問題に取り掛かる前に記述問題にある程度対応できるレベルになっておく必要があるということです。
個人的にはこの『選択肢問題の徹底攻略』は、開成対策ではないこと・既にパパ塾で教えたノウハウが多かったことなどを総合的に考えると、我が家的には重要度は高くない参考書となった気がします。
いずれにしても全てのベースとなるのは1位として紹介した『中学受験国語 記述問題の徹底攻略』であるような気がしています。