執筆が決まって実際に書き始めたのは3月下旬頃からでした。
開成スペース以降増えていたDMでの相談がようやく落ち着いたので書き始めるのが少し遅くなった感じです(あとは本業も忙しかった)。
執筆自体は思うがままに書いたので特別に苦労をした印象はないのですが・・・・。
タイトルは非常に苦労しました。
意識したのは
①「サポート」という言葉の使用
合格を勝ち取ったのは息子の力です。そのため親の立ち位置は「サポート」だったという事を明確に伝えたかったので、この言葉の使用にはこだわりました。
②「親」という言葉の使用
上記①と理由はほとんど同じなのですが、「親は受験生の子供をサポートするのが主な役割」という意味合いを含ませたかったのです。書店で中学受験のコーナーに行くと沢山の参考書・問題集が並んでいますが、サポート方法に焦点を当てている本はかなり少ない状況です。通塾を前提とした場合、塾のテキストと問題演習で内容は十分であるはずです。もちろん特定の目的(詳しくは本書でご説明しています)で市販の参考書を取り入れるのは問題ないと思いますが、原則は塾のカリキュラムで十分なはずです。
それにも関わらず多くの参考書が並ぶ理由は「親の役割を見失う親が多いから」と思っていました。親の役割はいい問題集を探すことではなく、塾で頑張る子供の精神的サポート(モチベーション管理等)を行う事がメインであると考えています。だから「親」と「サポート」という言葉は使用したかったのです。
③でも売れる本にしなくてはいけない
今回の出版は自費出版ではありません。エール出版社が出版くださるものです。つまりはエール出版社に恩返しするためには売れそうなタイトルを考える必要があるわけです。
これらを考慮し、またChatGPTが示す候補なども参考にしながら仮称タイトルは
必携!中学受験を成功に導く親のサポート
となったのです。
しかし出版社からは
「開成中学合格」の言葉はあったほうがいい
とのご意見が・・・。
で、試行錯誤を繰り返して現在のタイトル
開成中学合格をサポート 成功に導く親の技術
に決定したのでした。
正直「開成」の言葉の使用は悩みました。
本書は難関校向けに書いた書籍ではないので、「開成」の文言を入れてしまうと難関校志望の方以外の関心は得られないと思ったからです。
だからサブタイトルに入れるかどうか非常に迷ったのですが・・・・。
出版社が送ってくれた表紙を見て「開成」の名前をサブタイトルにしないことに決めました(結構タイトルの最初に学校名が入るとインパクトがあるものですね・・・)。
無名かつ謎のペンネームが筆者の作品なので、やっぱりタイトルには多少のインパクトを求めました。
そしてタイトルが決まった後はペンネームで悩むことに・・・。