そろそろ過去問を始めた方も多いと思います。
過去問についての我が家なりの体験談などを記します。
■過去問の基本戦術
塾の方針に従う
これは絶対。
どんな有名な人が別のやり方を推奨しようが、ダブルバインドを発生させないように塾に従いました。ダブルバインドの危険性については拙著をご覧いただければと思います。ザックリ言うと今回のケースでは「塾と保護者の方針が異なると子供は混乱し、精神的に良くない(ダブルバインドは統合失調症の原因の一つとも言われています)」ということです。
もし塾の方針と異なる方法で過去問に取り組む場合は、講師との個別相談を挟まないと精神面でも危険だということです。
■何年分やった?
国語:10年分
算数:7~8年分
理科:7~8年分
社会:5~6年分
理社(特に社会)は傾向やデータが変わることがあるから、10年分全部をやる必要がないと言われていたので無理のない範囲しかやりませんでした。
■算数を10年分やらなかった理由
実はちゃんと10年分やろうとしたんです。
しかし時間を計って過去問をはじめて暫くすると
あれ??この問題やったことある!!
みたいな状態になって
時間を計る意味があまりないからやーめた!!
となったのです。
本人が上記のような状態になったので、本人の意向を無視して強制的にやらせるなどの事はしなかった形です。
■過去問で合格点到達?!
上記の経験から過去問で合格基準に達する事について1つの疑問が生じました。
塾や模試などで既に該当問題もしくは類題をやっているケースが少なくないのでは??
息子はたまたまやった事がある問題に気付きましたが、気付くか気付かないかは別にして「2度目の問題」にトライしている可能性は十分にあると感じるようになりました。
だから
偏差値は足りていないけど過去問の相性はいいからワンチャンスあるというのは幻想
と考えるようになったのです。もちろん過去問での点数は重要だしある程度の相性はあるのでしょうが、あくまでも参考として捉えるのが妥当であるように思えます。
過去問は確かに重要ですが、受験のベースは塾の平常授業と志望校対策であることを認識する必要があると思います。
■算数くんの過去問上の合否
既に記録は廃棄しているので覚えていません。
ただ過去問をやり始めた9・10月くらいは合格点に届きませんでしたが、11・12月には合格点をクリアできるようになっていました。塾の方針に従い1月は開成の過去問には手を付けず、「SSの復習」「NNそっくりテスト」「コベツバのトップガン」などの対策で開成対策を行い、本番に向かっていった形です。
■解きなおし
間違えた問題は解説などを見て納得はしていましたが、解きなおし自体はしませんでした。サピのある教科の講師は
過去問は大切だが一方で来年以降は絶対出ない問題集
と定義付けた事も大きかったです。絶対出ない問題集であり、かつ「ほとんどの人が解けない難問」が含まれているのであれば、全ての問題を完璧にする必要はないと捉えました。
■過去問の点数の捉え方と声掛け
以前のブログをご参考にいただければと思います。
結構大切な考え方だと思います。
次回は第一志望以外について書きたいと思います!!
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