今月は中学受験界が騒然となる事件がありました。
このブログをご覧なられている方は既にご存知とは思いますが、四谷大塚の講師が生徒を盗撮・個人情報を流出させていたものです。
非常に腹立たしい事件です。
でも今回は私の心情というより、この事件についてどのように対処したらいいのかを考えてみました。
①自分の子供を守る
現在お子様を塾に通わせている場合は、お子様に塾での状況を聞いてみたり、塾の防犯体制などを確認をすることが大切だと思います。
②声を上げる?
今回の事件は極めて重大な事件だと思うのですが、テレビではあまり取り上げられていない印象があります。見えない力が働いているのかもしれませんが、本件を社会的な問題として取り上げるためにはSNSなどで声を上げるのも大切かもしれません。ただし今回は個人情報の流出が絡むものなのでヒートアップすることにもリスクはあるように感じます。非常に悩ましいところですよね。
③日本版DBSに対する署名
≪日本版DBSとは?≫
イギリスにDBSという仕組みがあります。ザックリいうと「子どもに関わる仕事に就こうとする人は、過去に犯罪を行っていないことを勤務先等に証明する義務がある」というもの。
これを日本でもやろう!というのが「日本版DBS」ですが、その対象が「学校・園の全職員」であり、学習塾やボランティアなどが含まれていないのです(イギリスは含まれます)。そして日本版DBSは早ければ2023年の秋に関連法案が国会に提出されるそうです。
≪署名とは≫
認定NPO法人フローレンスが日本版DBSの対象を「子供と関わるすべての仕事」に広げるようにオンライン署名を集めております。
特に費用が掛かるわけではない(資金的な支援も可能ですが)ので、こういった署名活動に賛同するのも我々ができる事の一つだと思います。以下のリンクから活動に賛同することができるので、よろしければサイトを覗いていただければと思います(私も本活動に賛同いたしました)。
④ちゃんとしてくださる先生に感謝する
塾業界として襟を正さないといけない事件だったとは思います。そういう意味で塾講師にとってはしばらく風当たりが強い状況になってしまうかもしれません。
しかし一方で本当に親身になって指導くださる先生も沢山いらっしゃるのも事実だと思います。塾業界の不正をなくすことを祈るのであれば、正しく頑張る先生が正しく称賛される空気も必要かな?と思っております。このタイミングで改めて先生方には感謝をいたしたいものです。
子供たちと、子育てをする家族が安心できる社会に近づいてほしいものですね!
≪ご案内≫
是非ご参考ください!!